【回答・解説】
小町「こいつはあんたが転生する前……相当昔の話だ。
今のあんたのようにあたいは霊に話をして、渡し賃を貰おうとしたんだ。
ところが、だ。うっかり手を滑らせちまって渡し賃を川の中に落としちまったんだ。
こいつは大変だ。このまま拾わずに閻魔さまのところに送るのは問題だし、川の中に潜るってのも危ない。
それであたいは閃いたんだ。三途の川岸の距離を操るように、川の深さの距離を操っちまえばいいって。これなら水に濡れずにすむ。で、実行したのさ。
……二度と見たくないね。あたいも話くらいは聞いていたけど、三途の川底はひどいもんだった。話すのも恐ろしいくらいさ。
渡し賃も拾えないわ、閻魔さまにはこっぴどく怒られるわ……
まー昔の話さ。
さて、そろそろ銭を頂こうかい……(つるっ、ぽちゃん)あ」
四季様「小町?」
小町「し、四季様?!」
四季様「言い訳は不要です。能力の使用も禁止です。いますぐ拾って来なさい!!」
小町「ひ、ひいっ!」
というわけで、正解は「渡し賃を川に落とし、自身の能力で川底を近づけて拾った」でした。
#横着
あとがき。
2009年最初のウミガメ。
この問題と同じシチュエーションで作ったら、いろいろ共通点があることに気が付く。
彼岸組、うっかり手を滑らせてものを落とす。
落としたせいで惨事が起こる。
とはいえ、この話でつながることはないんですけどね。
今年もよろしくお願いいたします。
ブラウザバックで戻るといいと思います。