【回答・解説】
幻想郷に来たばっかりで、現代とのギャップに苦しみ中の早苗さん。
でも、なんとか人間の里に買い物するぐらいはできるようになりました。
そんな中、早苗さんは道端に座り込んで手探りで何かを探している人を見つけます。
「どうされましたか?」
「……杖が、見つからなくて……」
その杖は、その男の人の目の前に転がっていました。
でも、男の人はそれを見つけられないようです……。
早苗さんは理解しました。
『あぁ、この人は目の見えない人なんだなぁ』と。
早苗さんは杖を拾って、彼の手に持たせます。
「探し物はこちらですか?」
「あ、ありがとうございます……」
彼は杖と早苗さんの手を握り、感謝の気持ちを述べます。
その後、彼は自宅に帰っていきました。
その様子を、たまたま通りかかった魔理沙が見かけて一言。
「おぉ、(一応自主規制)に付き合うとは殊勝な心がけじゃないか。」
しかし、ほめられたはずの早苗さんの表情が険悪なものになります。
「……? おい、どうしたんd」
早苗さんは、突然魔理沙につかみかかる。
「あんまりです! どうしてあの人にそんなこというんですか!」
弾幕ごっこじゃまず見られない剣幕に魔理沙は驚き「おいおい、私が何をいったんだよ?」
「あの人だって一生懸命生きてるんです! ハンディキャップを背負ってても、生きてるんです! それを、(自主規制)だなんて!!」
早苗さんのあまりの剣幕に「コレは一体どういうことだ」と飛び出してくる人々。
里の守護者である上白沢慧音先生も飛び出してまいりました。
「どうしたんだ、一体?」
「魔理沙さんが、目の見えない障害者の方を『(自主規制)』だなんて!」
「……それが、何かおかしいのか?」
「貴女までそんなことを言うんですか! 知識人の、貴女が!」
しまいにはスペルカードを取り出して無差別に弾幕勝負を挑もうとする始末。
「おいおい、弾幕勝負とあっちゃ黙っちゃいられねぇな」
魔理沙もやる気っぽいです。
そんなところで早苗さんの背後の空間がくぱぁと割れます。
「ハイそこまでぇ。落ち着きましょーねー。」
突然背後から羽交い絞めにされた早苗さんは、なおももがきます。
「や、やめてください!」
「ここは幻想郷よ? 貴女が問題にしている『差別用語』は、貴女が昔いた世界だけの問題。」
もがく手が止まります。
「……でも……」
「幻想郷は総てを受け入れるところよ。余計な心配しなくていーのよ? 昔のことは忘れなさい」
「……はい……」
紫さんは手を解きます。
わけの分からない様子の里の人々たちには「あなたたちは知らなくていいのよー♪」とかいいながら、紫さんはスキマに戻っていきます。
そこに残されたのは、失意ながらどこか憑き物の落ちたような早苗さんでした。
その後、彼女は周りの人々に謝り、山に戻っていったそうです。
というわけで正解は「差別用語」でした。
早苗さんに昔何かあったのか、とかは考えているようであんまり考えてなかったりします。
#シルバーめくら手裏剣
解説
なんというか、誘導の大切さを感じられた問題。1時間という時間制限を設けたけど、それでも解けず、延長をして残り2分というところでやっと正解が出た。
ゆかりんが返答者やるとロールプレイが楽しくなって、まわりくどい言い方をしてしまうのはかなり反省しなければいけないところかなぁ。
あと、更新遅くなってすみません。