【回答・解説】
魔理沙「妖怪の山にあるといわれる、伝説のヒヒロイカネ……またまた私がいただくぜ!」
雛「そんな理由で山を荒らされるわけにはいかないわ!」
互いにスペルカードを見せる。弾幕ごっこの合図だ。
雛「先手――必勝! 『創符』!」
雛が回転を始める。通常弾幕すら発動していない。
「ペインフロー……」
円状の弾幕が魔理沙に迫る!
しかし、魔理沙は全くひるまない。
八卦炉の変わりに、スペルカードを宣言する。
魔理沙「必勝にはパワーが足りないぜ……『魔符』ッ!」
宣言後、箒にしっかりつかまり前傾姿勢になる。自身がダメージを受けないためである。
「スターダストッ!レヴァリエェーーッ!!」
自らを弾幕と化し、一直線に雛に突き進む魔理沙。
円形に発射される雛の弾幕を蹴散らし、一筋の流星が進んでいく。
加えて、弾幕形成の際、雛は自身の回転に集中するあまり自身の位置を全く移動しないという欠点が、ペインフローには存在する。
しかし、魔理沙はこの時点で気づくべきだった。
雛が自身の回転を「していない」ことに。
雛の腰に謎のベルトが巻かれていることに。
そして、彼女がベルトを操作していたことに、ベルトから電子音声のカウントダウンが始まっていたことに!
気づいた時には――射程距離であった。
「貴女はまだ、回転の底力を知らない……ヤクガミキック」
『Yakugami-Kick』
それはもう、見事な回転だった。
しっかりとした、一回転。
鍵山雛の放ったヤクガミキックこと「回し蹴り」は、魔理沙の顔面にクリティカルヒットし、そのまま魔理沙を吹っ飛ばした。
魔理沙「ぐわぁぁぁーーーーッ!」
ピチューン
雛「こうみえても私、接近戦もたしなんでましてよ?」
右手の人差し指で天を指す。
それは、彼女の腰のベルトが幻想入りする前の持ち主への敬意。
天の道を往き、総てを司る男への――。
物陰に隠れていた射命丸「あ……あれは! 幻想郷に伝わる最強の攻撃方法『キック』! 早速記事にしないと!」
翌日
紅 美鈴「馬鹿な!」
アリス・マーガトロイド「私たち以外に……」
リグル・ナイトバグ「あの技を使えるものが……」
「「「いるなんて!」」」
というわけで答えは上記のとおり。
「雛が回し蹴り」ってのが当たればOKでした。
トリップ #仮面ヤクガミカブト
あとがき
なんぞこれ。
まぁなんというかギャグです。
本来の自分のノリが復活したとも言います。
今回の最大の失敗は問題を出す順番。
男に振り回された雛を問題で描いて、エピローグまで書いてしまったその矢先に「明るいのいこうか」みたいなノリで作ったんですが、やはり連続したものと捉えられたようで……。
そこらへんは失敗。
でも、スレの流れは楽しかったです。
結構早めに技がキックであることがバレたので、夜のテンションでキックの強そうなやつをひたすら挙げていく流れに。
ゆかりんの理由はひどかった……
このあたりのログは今見ても笑える。