【回答・解説】

「そう……彼は厄神である鍵山雛に、手を出したのです。
彼は厄神に本来の使命を忘れさせてしまった……そのために溜まった厄が、彼に降りかかったのです。」
「この事件で、貴方たちが肝に銘じておかなければならないことは……」
「あ、机直ったってー。」
「分かりました。この言葉の続きは……分かりますね?」
「早くしてよぉ。この後雛ちゃんに説教しにいくんでしょう?」
「では、書類を書きに行きますか。彼女の言うとおり、この後私は鍵山雛のところに……説教しに行ってくる予定です。
彼女は、自分の心を奪った男のことを、まだ気にかけているようですからね……。
自分を愛した男が、どのような罪人だったかを知らせなければならないのです。」

その数分後……四季映姫は妖怪の山のふもとに向かった。
山のふもとで続く、すすり泣きを止めるために。

というわけで回答は「厄神に手を出して、その気にさせたために厄が溜まり、その影響で死亡した」でした。

トリップは#厄神をたらし込んだ男。

あとがき

珍しい。問題より回答のほうが短いなんて。
実は問題作るのに一番苦労しました。
堅物代表である四季映姫さまがどこをどうすればウミガメのスープなんてマニアック(失礼)な問題出すんだろうという問題が結局出題直前まで解決せず、仕方なく求聞史記に出てきた相方を出す。
多分地蔵菩薩の一種なんだろうけど、なぁ……。
最近知ったんだけど、地蔵=閻魔ではけっしてなく、閻魔は地獄の王様で、地蔵は地獄の罪人を救う偉い人、ところどころ混ざっているところはある(ここら辺は推測)んだろうけど根本的には違う。
まぁ東方世界(書かれ方からすると、幻想郷に限った話じゃない)において地獄は割りと大雑把だったり財政難だったりするので、一緒でも別に問題はないんだろうけどなぁ。
内輪ネタに突っ込むと、サークル内でのメガテンセッションでは、前回のヤマザナドゥ(すげぇ言葉だ)はどっちかというと閻魔サイド。今回のヤマザナドゥ(まだチラッとしかでていない)は地蔵サイドだったりする。
話が飛んだぜ。
キャラの性格としては、まんま逆を意識。
たぶんこれ以上長くしていたらもっと性格は濃くなっていたんだろうけど、名無しキャラをそこまで出張らせるのはなぁと。
ウミガメのスープだからいいものの、彼女に対する質問が来たのにはちょっと驚いた。
20の扉ではやれんなぁ、オリキャラは(当たり前か。
ウミガメ3と4は地続きになっていて、これは自分が書こうとしていた東方二次創作のネタをウミガメに解体した結果だったりします。
なんでこの問題だけエピローグがあったりします。

問題としては……割と可もなく不可もなくといった印象。
女たらしあたりもぼかせばよかったかもしれないけど、たぶん難易度上がるし、何より四季さまがそんなまどろっこしいことしそうにない。
……問題出すときのシチュエーションまで考えるのは異端かなぁ?