【回答・解説】
霊夢「まさか……チルノに彼氏が出来るなんて!」
チルノが人間の里の男と付き合いはじめたというニュースを聞いたとき、幻想郷に衝撃が走った。
幻想郷の少女たちの中には、恋に恋する乙女も多く存在する。
誰もが先を越そうとやっきになっている。
しかし、妖精でありHであるチルノにだけは先を越されないと、チルノに関しては完全に安心しきっていた。
その矢先にこのニュースが飛び込んできたのだ。
やっきになっていたものの一人である霊夢や魔理沙にはかなりのショックであった。
魔理沙「おてんば恋娘とは言われていたが……私だって恋の魔法使いなんだぜ……あんな奴に先を越されるなんて、バカなことが起こったとしか思えないぜ」
そうしてチルノショックを感じている二人に、飛んでくる影。
四季映姫である。
映姫「ずいぶんと噂になっているようですね……あの子のことが」
魔理沙「なんだ、閻魔じゃないか。あんたも嫉妬しに来たのか? あの妖精に」
映姫「彼女は……もう妖精ではありません」
霊夢「な、なんですって?!」
映姫「本来妖精とは自然の権化です。だから、自然よりちょっと上のことしか本来はできないのです。
    彼女の力は妖精としては強く、もうすぐ妖怪となるところでした。
    しかし、彼女は人間を愛することで、妖精のくびきを超えてしまったのです……」
魔理沙「おいおい、人間を愛するだけでどうして妖精を辞めなければいけないんだよ?」
映姫「わかりませんか?
    妖精は自然の権化。誰か一人にその愛を注ぐなんてことは出来ないのです。よって、一人の男を愛したチルノは……もはや氷精ではありません。一人の妖怪です」
霊夢「アイツ……それをわかっているの?」
映姫「彼女なりにわかっているようです。自分が妖怪であるということを……彼女は彼氏と一緒に、レティのところに行っています。同じ妖怪となった今、積もる話があるのでしょう」
魔理沙「咎めないんだな……」
映姫「彼女の未来はまだ決まったわけではありません。天界に行くか、地獄に行くかは彼女のこれからの善行しだいです。彼女にとっての善行は彼を愛すること。そして、あなたたちがすべき善行は、彼女を祝福することです。やっかみは罪であることを知りなさい」
霊夢「アンタだって彼氏が欲しいとか思っているんじゃないの?」
映姫「そんなもの私には要りません」

というわけで、正解は「チルノが人間の男を愛したため、妖怪となった」でした。

トリップ
#元はイチャスレネタ

あとがき
年内最後のウミガメでした。
元ネタは、イチャネチョスレで考えていた話です。
やっかみ霊夢と魔理沙はすげぇ楽しかった……みなさん、良いお年を!

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