【回答・解説】
「昔、事件が起こってね……太陽が無くなりそうになったのよ。
その時の博霊の巫女は非力、霧雨家はとっくのとうに途絶え、あのスキマ妖怪もその力を老衰によって大分失ってたから、そんな大きな異変を解決出来る人も妖怪もいなかった。
最も、外の世界の出来事が原因みたいだから、彼女達が本来の力を持っていても解決できなかったかもしれない。
そんなとき、あいつがここに訪れて、私たちにお別れをいいにきたの。
皮肉をこめて「私からは逃れられない」といっても「これでさよならだ」っていって、ここからでていった。
……それが、あいつを見た最期だった。
風の噂で、空に向かって飛び立っていくあいつのことを聞いて、私は悟ったわ。あいつは、消え行く太陽の代わりに、蓬莱の薬と火を操る力を無理矢理行使して太陽になったんだって。
……ぐうの音も出なかったわよ。人助けをしていた頃から馬鹿だとは思っていたけど、あそこまで馬鹿だったなんて。地上で生きていればまだ楽しいことがあったかもしれないのに、あいつは自分の意志で太陽になったのよ。 その理由は……あなた達には教えないわ。私にもわからないんだけと」
輝夜さんはゲームボーイアドバンスを、妹紅のいるところに向けます。ソフトはボクらの太陽。
「もう、紫外線が足りないわよ」
その顔はさびしそうでした。

#ぼくはもこたいよう
#藤原妹紅BLACK RX

あとがき
なんというか、眠い目をこすりながら学校にいくときに思いつきました。
トリップが二つあるのは、どっちにしようか迷ったからです。
今考えるとかなり無茶な話だよなぁ。炎イコール太陽ではないわけだし。
地霊殿が出る前のネタでした。