情報系
・汎用
一見情報系というと、戦闘にはあまり役に立たず、戦闘前が本当の彼らの戦闘のように見えるが、それを裏付けるスキルもあるし戦闘中にも役に立つスキルがある。
情報系がパーティにいれば、パーティの戦力はかなり上がるだろう。
オススメスキルはずばり弱点看破。
BOSSの相性を丸裸にするとんでもないスキルで、相性変化スキルを消し去ってしまう効果はGMの思惑を見事にひっくり返してしまうだろう。
特に物理系の相性はスキルで得ている悪魔が多く、このスキルの有無で難易度ががらりと変わる。
さらに人間型BOSSの場合、防具の耐性効果を完全に消し去ってしまうため、どんなに防具でガチガチに固めようが破魔無効だけにすることが出来る。
最後のチャンスや奇策も見逃せない。
最も最後のチャンスは消費型スキルを複数組み合わせている決めワザも多く、過信は出来ないが……。
奇策は説明を信じるなら、回避判定すらさせてもらえずにBS判定を強要できる。
序盤でVランクまで取ってしまった場合は、総攻撃チャンスの可能性が高くなるGM泣かせのスキルだ。
仕切り直しは使用者の行動順を操作できてしまうのが強い。
うまく活用すれば応援系としていいサポート役になれるはずだ。
そのための声援もあるが、成長させた場合どうなるのか判断待ち。
その他は使いどころが難しい。
ネゴシエーターは会話判定に命運を使わずにすむ可能性が高くなるから地味に強いかもしれないが……。
・捜査
なんだかスキルを見ていると捜査とは別のことをやっている気がしないでもないスタイルがコレ。
調査系というよりは、用意のいい人では……
マシンオペレーション系があるのが強み。
これでプレイヤーは暇をしなくてすむ(そういう問題か?)
マシン搭乗は、ランクVまで上げれば安心してアイテム支援や応援に力を注ぐことが出来る。
指揮は効果が激増したので、使いやすくなった。
幸運な助言は、神威を覗いて最高のクリティカル率を与えるスキルなのでこれも使いやすい。
煌天の幻視や町の便利屋、こんなこともあろうかとは地味に強く戦闘中でも役に立つだろう。
逆に、ハイアナライズが微妙。
序盤ならまだ追いつく可能性もあるが、後半ではダイスロールだけではとても追いつかないレベルの敵が出てくるので……。
根性も、これだけあってもという気がする。
トラップカードは使いどころが難しい。
捜査系の問題は、戦闘中に使えるのはいいが会話判定を底上げするものがないということであろう。
このスタイルを選んだ場合は、情報系でありながら戦闘前では意外と苦労するかも。
オススメクラス:自衛官(カジャ系の多さが魅力)、ドクター、サーヴァントなど。
・メディア
どう考えてもマスコミ以上の力をもっているクラススタイルがこれ。
アイドルとかはここに入るだろう。
マシンオペレーションを使えばアニメ版のアイドルマスターにもなれるぜ!(誰もなりたがりません
しかしこのクラススタイル、情報系であることを考えると意外と強いと思う。
その中でも(割と絶賛自分だけが)強力だと思っているお勧めスキルがカリスマ。
メガテンXのPCの強さの一端であるコネの強さを存分に表しているスキルで、コネと絆レベルの高いNPC一つにつき会話判定+5%を条件なし無制限に得られるというナイスなスキル。
初期段階でも10%を得られるうえ、情報系の初期スキルで追加コネがあった場合は作成時点でマックスの(上限があるんです)+20%を得られるのだ。
もし、運が10の状態でこのスキルを得た場合、基本会話判定は(マックス)60%、コネとキーワードを使用した場合なんと100%の確率で情報を聞きだせるのだ。
おねだりする場合でも80%の高確率でアイテムを得られる可能性がある。
ネゴシエーターと組み合わせた場合、情報収集フェイズを有利に進められるだろう。
無論、悪魔やその他のNPCとの会話でも有効。強いと思うんだけどなぁ。
幸運と財力は、追加スキルに困った高レベルPCがよく取るスキルなので弱いはずがない。
狸寝入りは恐ろしいことに複数回使用可能。
アクセサリー所持はアクセサリーがそこまで重要じゃないことを考えるとそんなに強くなかったり……おねだりとわがままは、スキルを覚えた時点でキャラクターが固定されるので十分に気をつけること(笑
運命の支配者は命運の無駄な消費を抑えてくれるはずだ。
総じて、戦闘前にばかり役に立つスキルが多く、情報系の花形といえるクラススタイルだろう。
ただし、戦闘前ではただのデコイに近いので他のクラススタイルでどうにかするべき。
あきらめて声援や激励を飛ばす(真の)アイドルマスター(マスターされるほう)を目指すのは結構辛い。
オススメクラス:遊び人、力士、格闘家、民俗学者など
・医療
なんだか情報と医療って組み合わさるようで組み合わさらない言葉のような……
上二つに比べて覚えるクラスも少なく地味な印象を受けるのがこのクラススタイル。
状態変化回復系は、癒しの歌声(魔法伝統)と組み合わせて覚えればいい具合だが、腐りがちになる上スキル欄を圧迫する可能性もあり。
エンドルフィンとオーバードーズは、回復量を考えると後半で効く。
なんと即時効果なので、命運で防御するよりもいい効果が得られる可能性もある。
1回だけなのがつらいが。
オススメスキルは電気ショック。
複数回習得可能の即死防止スキルは即死防止系最強かもしれない。
ケミストリーも悪くはない。
金さえあれば道返しの玉*3でほぼ全体リカームなんて器用なことも可能だ。
攻撃に使うのは暇つぶし。
研究者は追加コネの上位互換。
……それ以外はそれほど取るスキルがないかもしれない。
取るだけでキャラクターの方向性が定まるので、割とフレーバー色の強いクラススタイルなのかもしれない。
他の情報系と組み合わせると強いものがおおいので、情報専門になりたいPC向けかも。
オススメクラス:民俗学者、ドクター
候補者
コンシューマーメガテンの花形である候補者は、予想外に取れるクラスが多い。
クラススキルや片方の追加スキルが充実しすぎていて、他を選ぶのが難しい状況ならとってしまうのも悪くない。
他のクラススタイルで取れるものもあれば、候補者だけのスキルもある。
のだが……男気。
なんと番長の花形であるスキル男気が、(番長にとっては)ひょろひょろな候補者や、メイドさんでも取れてしまうのである。
コレをネタととるか、有利さと取るかは自由だが、女性PCが取るとキャラの方向性が若干ヒーホーになるので注意!(実話
気を取り直してオススメスキル。
万能スキルカリスマは、ヒーローになって不思議な友人を得た時にも役に立つ。
パスカルがただの犬にならずにすむだろう。
指揮や仕切りなおしの強さは前述のとおり。
守護天使は味方全体なので取っておくと便利。
覚悟の一撃はレベルの低い段階から取れる割りに強力。
どちらかというと防護無視の手段が少ない格闘系と相性がよい。
もちろん攻撃系のスキルが取れない場合の最終手段として取っておくも良し。
冴えたやり方を自分に使って(制限はないはず)クリティカル率を上げるのもよいだろう。
挑発は諸刃の剣過ぎる。
候補者は、他のクラススタイルとちがって覚えられるスキルが少ないので気をつけよう。
他のクラススタイルと組み合わせればいい活躍を見せてくれるはずだ。
オススメクラス:特になし、悩んだらコレという印象が強い。
守護者
おそらく「守る」という方向性がキャラ作成の段階で出てきたのはこれが初めてではないだろうか?
確かに誰かを守るスキルが多い。
こういった方向性を持ったクラスはメイドさん(その割に、サーヴァントは守護者のクラススタイルを取れない)しかないが、意外とこのクラススタイルを取れるものは多い。
ロールプレイの方向性を強力に定めるクラススタイルなので、選ぶ時はそこらへんも考えるべきだろう。
やはりカバーと食いしばりがこのクラススタイルを象徴している。どちらも複数回習得できないのが残念だが、コレを使ってこそ守護者という面もある。
献身は、効果は強力だがデメリットも強力。
メガテンXで人数が減るのはかなりきついが、効果を読む限り万能相性も無効化できるはず。
他の相性を無効化させても、ガードキルがあったらそれだけで終わるし……。
また、属性のオーラもこのスタイルだけ。
ただし、このスタイル単体でシーン属性を返る効果は(これ以外)得られないので他のクラススタイルと組み合わせてこそ効果を発揮するスキルだ。
候補者が一番手間がかからないが……。
聖なる誓いとキャスリングは、使う条件がかなり厳しい。
選んだクラスによっては、条件をそろえるのがかなり難しいという状況もありうる。
闇プロスキルは少なく、既存のものを纏め上げて守護者というクラススタイルを作ったところが、このクラススタイルの意義である。
使い勝手よりもまずロールプレイありきの面が強いので、選んだからには有利不利はあまり考えないほうがよい結果が出るだろう。
オススメクラス:完全造魔、番長、サイボーグ。カッコイイロールプレイを考えると必ずしもこうではないので、プレイヤー次第。